2007年10月25日
娘にいわれました。お父さん絵かける?
看護師のむすめが聞きました。 なんで?
婦長さんが、廊下に掛ける絵がほしいんだって! ふ~ん、それで?
お金はないらしいのよ、それで、趣味で絵を描いている人に、提供してほしいんだって。
お父さん描いてたよね、今はどうお?
今はぜんぜんだよ。 ふ~ん、だめか~やっぱり。もうさびついたんかしら?
むか~、なんたる娘、その口の利き方。
それが、春先のことでした。それから、陰に隠れて、仕事の合間に練習です。
さび付いた腕を元に戻すのには、時間がたりません。油絵をかくには、場所もありません。
それで、水彩画を描くことにしたのですが、勝手がちがうのです。なれるのに、四苦八苦。
でもごまかして、なんとか、絵にみえるようになりました。
おい、これをもっていけよ、絵のつたないところは、額縁をはりこんでさまになるようにしました。
しばらくして、お父さん、患者さんが、じっと絵をみてるよ。気に入ってみてるんだか、なんだか知らな
いけど、婦長さんが、ありごとう”って。
その言葉で、なんだか、水彩専門の画材が増えてきました。腕と、絵の具の在庫と反比例しています