2008年09月29日

うお~っ、彼女がほしい~





昨日は、早く寝たせいなのか、はっと時計を見ると、もう6時半、

まずい、と思って飛び起きて、トイレに行ってばたばたしてると、

こんなに早くどうしたの?と、家内が、不思議な顔をしています。

なんで?

と、時計を見直すと、5時半でした。

一時間も、見間違えて起きてしまったようです。

もうすっかり、目が覚めてしまったので、もう一度寝るわけにもいかず

散歩にでかけることにしました。

6時に出発。でも暗くありません。しばらくして、なんだか顔に

ぽっと、小雨があたりました。

やっぱり、と思いましたが、傘は、もって出ませんでした。

天気予報では、昼過ぎから雨でしょう”なんて、言っていました。

当たらない天気予報は、困ったものです。

そのうちに本降りになってきました。もう走るしかありません。

折り返し点をだいぶ過ぎていましたから、慌てることもありません。

そして、家の近所まで帰り着いたとき、あれっつ、もう咲き始めてる。

なんと、銀木犀です、ほのかな香りを漂わせています。

100m先に金木犀が植えられている家がありますが、金木犀には、未だ

つぼみらしいふくらみがあるだけです。

1,2週間くらい後になるのでしょうか?

金木犀の香りのほうが、ずっと強い香りを放ちます。

銀木犀は、上品です、樹のありかを知らなければその匂いの元が

わからないくらいです。

昔、会社に入社したての頃、大田区の洗足池の近くの寮に住ん

でいました。寮の隣近所は、大谷石で囲まれたお屋敷が立ち並んで

いました。塀が高く、どんな人が住んでいるのか、家の広さもわかりません。

しかし、秋の今頃になると、どこの家の庭先からか、芳しい金木犀の香

りがしたものです。


会社は、人使いの荒いところでした。サービス残業当たり前です。

そして、くたくたになって帰ってくる途中の、金木犀の香りは、

疲れを忘れさせるようないい香りでした。

突然、一緒に連れ立って帰っていた同僚が叫びました。

うお~っつ

彼女がほしい~っつ

びっくりです。なんで君みたいな男前が、叫ばにゃならんのだ?

同僚の中でも、背が高く、鼻筋通って、中肉で、スラットしてイケ面、

俳優にしてもいいほうです。高橋英樹をもっとやさしくした男です。

ところが、小樽の生まれのこの同僚は、どういうわけか、口下手で、 

口数がすくなく、気位だけが高いのです。

秋田美人も会社にいたのに、鼻もひっかけない。

ところが、こんなふうに叫ぶとは、びっくりです。

それから、この同僚の話を酒を飲みのみ、聞いたものです(私は、下戸

なので、飲んでいる振りです)

金木犀の香りで、こんなことを思い出すとは、私も古い

人間になってきたのでしょうか?


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Posted by 青ちゃん (有)ファブリックバンテア at 16:10Comments(0)暮らし