2009年12月10日
母親の病気見舞いに福岡に帰りました。
”いつまでもあると思うな親と金”なんて言葉がありますが、実の母親
の容態が悪くなってくると、いつも思います。
”親孝行らしいことをした覚えがないな~”、父親の時もそうでした。
今度母親の容態の悪い知らせを受けても、してやれることがありませ
ん。
とりあえず、急いで福岡に帰りましたが、苦しそうな顔を見るのは
つらいものです。
そんな覚悟をして病室に入って、恐る、恐るのぞき込むと明るい声が
聞こえました。酸素マスクがずれるほどはっきりとしゃべってくれまし
た。
9月に見舞った時は、名前も思い出してくれませんでしたが、今回は、
はっきりと言ってくれました。
”おいしいものも食べれなくて、楽しみがなくなったね~”と
声をかけると、
”9月に会った時に食べさせてくれた、アイスクリームは、おいしかった
よ”と、言ってくれました。
名残がおしくて、待合室に4時間も居座ってしまいました。
今度帰ってくるときも、こんな会話ができるのかわかりません。
病院から帰ってくる途中にイルミネーションが、目に入りましたが、
静かな優しい光でした。
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