2010年02月09日

スタジオ アルテに行きました。



アルテは、イタリア語でアトリエのことだそうです。

家具屋の社長が引退して、趣味のアトリエを立てたのは、

5年前のことでした。

その頃からオーナーは、髪が白くなり

ヘナの仕事をするようになりました。

”アトリエの横の部屋で美容院をしようと思ってるのさ”

5年前、建築中のアトリエは畑のど真ん中でした。

道はぬかるんで、通り過ぎた車のワダチがあぜから落ちた跡が

ありました。

そんな場所に”おしゃれなアトリエを建てたい”との

要望で、デザインで苦労したのを覚えています。

きょうは、そのカーテンが昇降できないので見てほしいとのことです。

行ってみると駐車場は、満杯です。

中をのぞいてみると、女性でいっぱいじゃありませんか?

その中で男性が一人、女性スタッフのお手伝いをしています。

”会長、御無沙汰しています”

”やあ、やあ、おひさしぶり、ちょっとまあ見てよ”

カーテンがにっちもさっちも動かなくなっちゃったんだよ”

女性スタッフが忙しく動いている横のテーブルを動かして、

オーストリアンシェードをはずすと、

”ついでだから、洗濯させてくれる?”

”そうですね、ついでに洗濯できますね”

”乾かす間に、お昼食べていく?”

お客様が、お昼前後にどんどん帰って行く間に、会長は奥の台所で

なにやら作り始めました。

会長は、カレー、女性スタッフには、カツライス、私はイタリアっぽい

ごはんものでした。それにお客様が持ってくる惣菜がくわわります。

”ここのお客は手ぶらで来ないんだよ、みんななにかしらもってくるん

だよ”

”俺は、太りすぎてたいへんだよ”

”それで、前のお客様が置いていったみやげを

次のお客に持っていってもらうのさ”

そんなこんな話をしてコーヒーを飲んでる間に

オーストリアンシェードは風のおかげであっという間に乾き

修理も無事に終わりました。

5月には、駐車場の周りに植えたバラが一斉に咲き、見事なそうです。



http://www.warabi.ne.jp/~fabric21/newpage.2html  


Posted by 青ちゃん (有)ファブリックバンテア at 12:23Comments(0)インテリア