2010年02月23日

見てないようで、しっかり見られていました。







日曜日の午後に、近所の菜園の端っこに生えている柿に接木をしました。

この柿の木は、持ち主のない柿らしいのです。

菜園の一番古株に聞いたから間違いありません。

”どうしようもないんだよ、このへっぽこ柿は、”

”ろくに実もつかないし、種ばっかりで役にたたないろくでなしさ”

そんな素性の柿だから、安心して去年接木したのですが、

とうとう3本も接木して、1本も成功しませんでした。

台木と相性が悪いのかな?

しかし、他の木の日陰だったし、何か他の原因もあったのかな?

と、思って、今回6本も接木しました。

そして、はしごをかけて接木していると、

”何やってんの?、えっつ、接木?、去年もやったんじゃなかったの?

2~3人から、聞かれました。

みんな見てないようで、しっかり見てるんですね~。

”ええ、去年やったのが、みんな失敗したものですから、再挑戦です”

素直にミスを認めたほうが、みんな納得してくれます。

”そうだよ、そこの雑木が日当たりを邪魔してたんだよ、邪魔な木は、切っちまいな”

素直にミスを認めると、応援してくれる人が現れるものです。

”うまくいったら、みんなで美味しい干し柿をたべましょう”

”おっつ、楽しみなことを言うじゃないか、いいね~”

そういうわけで、雑然としていた柿の木の周りがきれいになりました。

腰の曲がった90過ぎのおばあさんまで、雑草を取って手伝ってくれました。

これはもう、何が何でも根性干し柿の接木をうまく

成功させるしかありません。

http://www.warabi.ne.jp/~fabric21/newpage3.html  


Posted by 青ちゃん (有)ファブリックバンテア at 17:48Comments(0)暮らし