2012年07月04日
痛くない、痛くない、泣くんじゃないぞ、
グリーンセンターでユリを描いていました。
そこへお父さんと、3歳くらいの男の子が通りかかりました。、おとうさんが
男の子があっちに走り、こっちに走り、ちっともお父さんの
言うことを聞きません。
今日は、かんかん照りの真夏日です。
若いお父さんも水をのみのみ、男の子と散歩してるんでしょうが、
男の子の足にはついていけません。
”おい、いいかげんにせいよ、暑さで倒れちゃうぞ”
男の子についていけずに、お父さんが大きな声をだしました。
そのとたん、走り回っていた男の子が足を滑らせて倒れました。
”ほうら、言わんこっちゃない、痛くない、痛くない、
泣くんじゃないぞ、”
離れたところから、若いお父さんが子供を励ましています。
泣くかな? 泣くかも?
しばらく、男の子はじっとしていましたが、
すっくと立ち上がって、お父さんのほうへ走っていきました。
アスファルトでひざを擦りむいているんでしょうが、
泣きませんでした。
えらい、声をかけませんでしたが、君は偉いよ!
若いお父さんも、べたべたしたところがなくて、
すがすがしい光景でした。