2010年08月21日
蜂楽饅頭
大判焼きという饅頭を皆さん御存知だと思います。
福岡には、蜂蜜を使った大判焼きを”ほうらくまんじゅう”
という名前をつけて売っているお菓子やさんがあります。
もう何十年の老舗です。
大判焼きは胸焼けがして、苦手なのですが、蜂楽焼は胸が焼けません。
福岡市のど真ん中、天神の岩田屋デパートの地下売り場にそのコーナー
があります。絶えず10~15人のお客が並んでいます。
4人の女性が額に汗して、眉間にしわを寄せながら焼いています。
その手際の良さ、流れる水のようです。
蜂蜜の入った小麦粉の溶液を一瞬に20個の缶に流し込み、
次にあんこを次から次にヘラで押し込んでいきます。
それを又次の20個の缶に同じように繰り返します。
そして、最初の20個を千枚通しでさっつ、さっつとひっくり返して
いきます。あっという間に40個の蜂楽焼が出来上がります。
隣の女性も同じような手順で作っていますから、80個くらい見てい
る間に焼きあがるのですが、客も10個、20個と注文するのです。
1個、2個と、注文する客はいません。
作業着を着たひと、中年のおばさん。
みんな周りの人に配るたがる様な人ばかりです。
蜂楽焼きを焼いている女性達は、いつもお客が並んでいるので追いたて
られている状況です。額にたてジワがよるのもむりはありません。
ところで、このデパートの売り場は、支店だというのです。
今回、本店に寄る事ができました。
本店は、福岡市の西新にあるのですが、丁度親戚のすぐ近くです。
お土産を買うついでに寄って見ました。
なんと、支店の混み具合とは、まったく違いました。
客が2~3人しか並んでいません。
焼いている女性も一人です。
のんびりとしていて、あんこが少なそうだと、足したり、横からあんこ
がはみでたのでちょっと修復なんてやってました。
支店は、そんな暇も余裕もなくすべての工程を一発しあげです。
さて、どちらがおいしそうでしょうか?
http://www.warabi.ne.jp/~fabric21/newpage5.html
Posted by 青ちゃん (有)ファブリックバンテア at 11:15│Comments(0)
│おいしいもの
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