2009年02月20日
渋柿の接木をしました
先週の日曜日の午前中に、渋柿の接木をしました。友人の渋柿は、種がありません。
幹周りが30センチくらいは、ありましょうか。
柿の実の当たり年には、400~500こも実をつけます。その柿の木が、年末には、切り倒される予定になりました。
区画整理に引っかかったのです。
家は、築12年経っていますが、取り壊して、建て替えるそうです。
柿の植え替えが出来るか、植木屋さんと相談したら、無理だそうです。
やむなく、切り倒されることになりました。
今年の実を収穫したあとに、切り倒される予定です。
友人は、この柿の木を大事にしていました。
そして彼の知り合いは、その渋柿を干し柿にしたりして、楽しんでいた
のです。そこで、この渋柿の子孫を残そうと、枝をあちこちに接木することにし
ました。
私のところに植えている根性渋柿も、友人の柿の枝を接木したものです
この日は、枝をいっぱい切りましたが、7本しか接木できませんでした。
しかし、私のところにすでに、彼の渋柿の子孫が植わっていますから、
7本全部失敗しても、なんとかなります。
接木した7本が全部成功すると、飛躍的にこの渋柿が増えることでしょ
う。
私のそばに市の遊休地があり、そこに自然に生えた渋柿があります。
20年ほどたてば、ここも、区画整理の関係で整理されますが、それまで
は、利用できます。
この遊んでいる土地になっている渋柿にも接木しました。
そばにいたおじいさんがじ~っとみながら、聞きました。
なにやってんだい?
これですか?
すごい美味しい渋柿の枝を貰ってきたんで、接木しようとしてるんです
よ。
そばにいた、おじいさん、おばあさんに、説明してあげました。
この渋柿は、干し柿にすると、すごくおいしいんですよ、それに種がな
いので、安心して、がぶりと、やれますよ”
今年は、無理でも、来年は、きっと50~60個は、柿がなりますよ”
おじいさんと、おばあさんは、”それは、それは、楽しみだ”
毎日、通りかかるたびに、見上げて見るようだね。”
”新芽はいつごろでるんだい?”
”それは、ちょっとね~?
渋柿にきいてみなけりゃ、私にもわかんないですね~”
おじいさんと、おばあさんとの会話は、ゆっくりですが、おもしろくて
飽きません。
写真は、私が植えていた接木の済んだ去年の渋柿です。
今年は、これを地植えにしました。肥料をたっぷりあげました。
一昨年も、去年も実がなりましたが、途中で落ちてしまいました。
みんなから、根性なしと、鞭をいれられました。
今年は、大丈夫!絶対大丈夫!
皆さん期待してみていてください。