2010年01月13日
三井温熱治療器その4

4年ほど前のことです。
ある冬のことでした。
蓮田のお客様へ電話すると、ひどい声です。
”ごめんなさいね、風邪をひいてこじらせたみたいなのよ”
”薬を飲んで胃も荒れるし、さんざんなのよ”
”うつすと悪いから、また電話してね”
相当悪い感じでした。
2~3日して、また電話すると、相変わらずのひどい声です。
”とにかく、お邪魔させてもらいます。”
夕方、おじゃますると、案の定ひどい顔です。
血の気がなくて、辛そうでした。
”部屋をもっと温めて、薄着のパジャマに着替えてください。
それに毛布を一枚。”
三井先生の教えの通りに、病人を寝かせます。
そして、背中を充分に暖めます。背骨にそって、腰のあたりまで。
その次に、肩の肩甲骨から、首筋にそって温めます。
それから、足の先です。
具合が悪くなると血行がよくありません。
足を暖めるとリンパの流れや、血行がぐんとよくなります。
1時間もあちら、こちら暖めていると
むっくり起き上がって、
御主人に向かって、”あたし、なんだか調子がよくなってきたみたい”
と、トイレに駆け込んでいきました。
出てくるなり、”なんだかすっとしちゃった”
”コーヒーでもいれましょうか?”
さっきまでの、ひーひー言ってたのがうそみたいです。
風邪で胃腸まで調子が悪くなっていたようです。
男性だったら、胸元まで暖めるのですが、
女性にはちょっと遠慮してしまいました。
三井先生なら怒るでしょう。
”病人に男も女もないのよ、お尻に目薬さすんじゃないよ”
見当違いのことをしていると、こんなセリフで怒られたものです。
三井先生に2日間みっちり教えてもらったことが、意外なところで役だってます。
この温熱器のおかげで、徹夜のカーテンの縫製があったとしても平気です。
元気でいられるのは、この温熱器のおかげだとおもっています。
http://www.warabi.ne.jp/~fabric21/