2009年07月09日
区画整理で柿の木が伐採予定です。

私の住んでいる地区も区画整理が進んできました。
友人の住宅は、年末に移動が決まりました。
その前に、道路が整備されます。
その道路に庭の柿の木が引っかかるのだそうです。
何とか伐採せずに、移動したいと庭師にそうだんしても、
柿の移植は無理なんだそうです。
根の張り方が他の木と違い,移植がしにくい樹木なんだそうです。
この柿は、渋柿ですが、種がありません。
干し柿にすると甘くておいしく、誰にも喜ばれます。
毎年、11月の初めには、大勢友人の庭に集まって、
この渋柿の、皮を剥いたり、
干し柿にして散々楽しんできました。
なにせ、豊作の歳には、500個も収穫できたんです。
それが、今年の10月の初めに伐採されることに
きまりました。
この木から接木したものが、すでに私のところに
3本あります。
1本は、ようやく7年ほどたちました。
あとは、まだ幼木です。



他にも今年5~6本接木してうまくいきましたので、
種無し渋柿の子孫の心配はありません。
でもみんなで楽しむには、あと数年かかるでしょう。
近所のおばあちゃんに言いました。
”この渋柿は、干し柿にするとうまいんだよ”
”ほれ、去年の暮れにうちの庭さきに干してた干し柿をあげたろ?”
”ええ~っつ、そんなの貰ったっけ?”
”脚立に登って、取って上げたじゃん”
”楽しみに食べようと思ってたら、ほとんど爺様に食われちゃった” って、
こぼしてたろ?”
”ああ、ああ、思い出した。”あの干し柿か”
”そうだよ、今年は、又実が落ちちゃったけど、来年は、絶対なるよ”
”そうかあ~、それはたのしみだなあ~”
年寄りは、楽しみが段々少なくなってきています。
近所のおばあさんに、たわいもない戯言ですが、
それでも、楽しみがあって、私の家の渋柿を楽しみに眺めていれば、
憂さも晴れるというものです。
http://www.warabi.ne.jp/~fabric21/newpage3.html
Posted by 青ちゃん (有)ファブリックバンテア at 12:46│Comments(0)
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