2009年11月04日
宿場祭りその2、命がけの銀杏は?

宿場祭りの当日は、準備をしていた前日と打って変わった上天気に
なりました。前日の寒さ、雨の冷たさ。北海道では雪模様。
東京でもあられが降ったとか、お天気予報士の森田さんが言っていまし
た。”でも、明日からは、良い天気になるでしょう”
森田さんのいうとおり、素晴らしい朝でした。
車に前日用意したものを積み込んで、指定された場所に出発です。
私がいつも抽選で引き当てるところは、旧中仙道の外れに近いところで
す。
そのわけは、撤退がしやすいからです。
それはさておき、早速展示器具を組み立て、車を駐車場に運び、
商品の展示です。応援の女性陣も到着です。
彼女たちも日頃の不用品を持ち込んで販売です。
引き出物、おもちゃ、袖を通さなかった婦人服。
300円とか、500円とか、思いおもいにつけてます。
カーテンのハギレは、200円とか、100円で売ります。
常連さんは、その布でクッションや、座布団カバー、コタツカバー
などを作るようです。
さて、150個の銀杏は、テーブルの端っこに、100円と赤のマジッ
クで書いたとたんに、
売れ出しました。
言いだしっぺの友人は、のっそりと現れ、
”ほうれ、言っただろ、売れるんだよ、銀杏は!”
何にもせずに、後ろでタバコをすいながら見ているだけです。
"この人は、口だけなんだから”
周りの女性が、しょうがない人、とあきらめ顔でみています。
しかし、企画は、ばっちりです。他にも銀杏を売っているところが
あったようですが、お客が言いました。
”ここの値段の倍だったよ、200円だったね”
日頃、バナナの叩き売りで口上は、お手の物
”さあ、さあいらっしゃい、縁起のよいぎんなんはいかがですか?、
命がけのぎんなんは、味がいいですよ、さあ、いらっしゃい”
お客のおばさんがいいました。
”命がけのぎんなんって、なんなの?”
”縁起がいいってどうして?”
”それは、地元の神社の境内の大銀杏のぎんなんだからですよ”
”私が、必死になって登って実をとりました”
”臭いは強烈、くさいけど、それだけ味がいいってもんです”
”じゃあ、2っつ、ちょうだい”
みんな納得して買っていきました。
知り合いも、必ず寄っていきます。そのたびに、焼き鳥や、みかん、
ビールなどの差し入れがあります。
もうお昼過ぎには完売です。そして展示台に腰掛けて、みんなは、
あるものを待っているのです。
それは、大名行列や、ピエロの玉乗りでもなく、サンバです。




目の前に現れたサンバチームに、展示台に座った友人達は、
もうかぶりつきです。拍手喝采、やんやの声援。
これに答えるかのようにダンサーは、目の前でくるりとターンをしたり
腰をありったけに振り回します。
私の友人は、みんなスケべーなんですね。
女性だって、これをみながら大笑いです。
サンバチームが過ぎ去った後は、静かなものです。
メーン会場のほうでは、ドイツのリンデンから
楽隊が来て賑やかに演奏が始まっています。
舞台が二つあって、10時から、5時頃まで、落語あり、漫才あり
中学校のブラスバンドあり、素人の演芸で大賑わいです。
たぶん一日ブラブラしていても飽きることはありません。
食べ物も、豊富です。
座るところがちょっと少ないくらいです。
何万人が集まるのでしょうか、毎年だんだん賑やかになっていく宿場祭
です。
http://www.warabi.ne.jp/~fabric21/newpage3.html
Posted by 青ちゃん (有)ファブリックバンテア at 11:23│Comments(0)
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